

「都会に近いのに自然が豊か、今時の田舎暮らしのポイント」らしいのですが、
移住という表現と、田舎暮らしという表現はちょっと違うようですね。
「仕事がない」といわれる田舎暮らしだが、居住者の収入が上がっているエリアが実は少なくない。週刊朝日が特集した「『勝ち組』が集まる街はここだ」(7月6日号)の東日本年収増加ランキングによると、1位の北海道・猿払村はホタテの水揚げ量全国1位で、村には“ホタテ御殿”が立ち並ぶという。ほかにも、レタス出荷量全国1位のエリアや、原発事故の賠償金の支払いや土地の買い上げなど一時的に収入の上がったエリアなどが見受けられる。
移住という点では、フリーランスの方や経営者の方が都心にオフィスを持ち、週に数回オフィスに出向くというケースがあり、そうなると収入がある人が田舎にやってきて暮らすので、収入はかわりません。
一方で、同じ移住でも、移住先の地場産業を活性化させて成功させているケースがあります。引用させていただいた、日刊ゲンダイdigitalには千葉の例が記載されていましたが、以前取材した岡山県北部の山奥にある西粟倉村は移住者がバイオマス、うなぎの養殖や農業の六次産業化などを手がけ成功させて収入をアップさせています。これは西粟倉村の村長自らが、地場産業の活性化、農業の法人化、六次産業化に熱心であり、移住者にすごく協力的である事が、移住者の成功を助けているようです。
田舎暮らしは、地方自治体の受け入れ体制、協力体制が移住後の生活にとっても重要な要因となります。色々と徹底的に調べる事で、自分にあった移住先を見つける事が成功の第一歩でしょう。