

沖縄県知事選挙、玉城デニー沖縄県知事の誕生となったようです。9月初めに玉城デニー沖縄県知事候補の選挙事務所に取材に訪れ、いろいろ調査させていただきました。「新しい沖縄」「一人もとり残さない政治をします」という玉城デニー沖縄県知事のスピーチに支援者の皆さんは大きな期待をお持ちになっている様子でした。
選挙の結果はご存知の通りです。猛烈な台風の影響もあって、投票率は前回を下回る事になりました。特に「若者の投票率と年配の方の投票率」、「若者が投票した候補者と年配者の投票した候補者」にギャップがあることが気になるところです。
投票に「行くか?」「行かないか?」は、有権者が各自決める事ですが、それにしても、若い方の大勢が投票に行かいのは、良い事ではないと思うんです。巷では「インターネット投票システム」を導入すれば若い人の投票率が上がるのではないか? という意見があるのですが単に「インターネット投票システム」を導入しただけで満足のいく結果が得られるとは思いません。
インターネット、WEB、SNSをソコソコ使ってはいますが、実際は。街頭演説、辻立ち演説、選挙カー、旗、ポスターなどがメインの活動な訳です。選挙スタッフはスマホをガンガン使って。「1対多」の選挙活動をしている方もいらっしゃる様ですが、候補者は未だにガラケーとかで1対1の必要以上の長電話を延々。
これ、けっこう「違う」。だって、「実店舗販売とネット販売」の方法って違うし、「TVCMとネット広告」って違うので、投票方法だけ変えても投票率がそこまで変わるものでしょうか?
それならば、インターネット、SNS、WEBに精通している人や、SNS、WEBで人気のある人達に、候補者として立候補してもらって、その人たちに、WEBやSNSを活用している世代への選挙戦のやり方を試行錯誤して貰って選挙戦をアップデートさせれば、若い世代が自分たちも選挙に参加してる感が生まれると思うんです。
もちろん、知事選、衆議院議員選、参議院議員戦、それぞれ選挙戦の戦い方は違うのでしょうが、「若い人たちの民意も、取り入れられる仕組みを創る」的な考え方が、若い方々の投票率がよくなってくるキッカケになるのでなないかなぁ?
沖縄はこれから、「中央との交渉」と「独自の地域創生」を行っていくのでしょう。これにチャレンジしようとする事はスゴイことです。そして楽しみでしょうがない。知事選が終わったので、連発台風が落ち着いたら、今月も沖縄に行こうと思っています。