LifeWork

年次有給休暇の取得義務化:問われる経営者のReal Abilityですね

有給休暇、取得平均は約8.5日(2017年)、有給休暇を取得出来ている企業は全国平均で49.4%(厚生労働省の全国調査2016年)という事ですが、従業員さんの満足度はあまり芳しくないようです。特に地方の中小企業では未だに「有給休暇を申請しにくい」という現状があるみたいですね。

義務化は改正労働基準法に規定され、年10日以上の有休を付与されている労働者(管理職を含む)が対象。現行法では労働者の申し出による取得のみだったが、5日分については本人の希望を踏まえ、事前に時季を指定して与えられる。違反した企業は30万円以下の罰金の対象になる。

 

ケースは一つではないので、

働き方改革の影響で、中小零細企業が問題視されるケースがよくあります。この有給休暇などがいい例です。企業の規模が小さくなれば、良い悪いは別として、従業員同士の人間関係や、従業員と経営者の人間関係が親密になり、「会社と共に成長する」的な想いが強くなると思うんです。その分、経営者は従業員一人一人の事を考えなくてはなりません。

 

以前、私が海外の観光地の小さなホテルと長期滞在型のコンドミニアムを任されていた時には、スタッフとの役割と優先順位を決めていました。優先順位の1番目は、「スタッフはお客様の満足を一番大事に考える」、2番目は「チームワークを大切にする」。役割は「スタッフの皆さんがお客様の満足を一番に考えてくれている限り、私はスタッフの事を一番大切に考えます」というものでした。

 

 

英国、フランス、イタリア、アメリカ、そして日本の観光客の方達からは、スタッフはいつもお褒めの言葉をいただいていました。日本ではこのような「ベタ」なやり方はもう難しいのかもしれませんが、小さい企業は、大きな企業とは違うやり方を貫き通さねばならないと思うんです。

 

バイヤスがかかった立場

中小零細企業の経営者さんが、大企業の社長さんに憧れるのは当然です。特にご自身で起業なさった方は「大志を抱いて」起業という苦しい関門を突破なさったのですからなおさらでしょう。しかし経営は長期計画、短期計画等の計画に法って行うもので、地味なPDCAサイクルの繰り返しですよね。本来は長期でしか計画出来ない計画を、短期で考え行う事は、経営ではなくて博打に等しい訳です。「いきなり大企業」はギャンブルという事です。

 

従業員の方も、大きな企業で働く方が、小さな企業で働く事より、基礎的な能力が必要だと、間違った認識をしている人が日本には多いですよね。これが原因で、大企業で働く人は偉い的なバイヤスが、「中小零細企業の従業員とその家族」や「経営者とその家族」を「立派なのに不幸」という不思議な状況に落とし入れます。「ママ友のマウンティングって残念な人のジャッジだし」 大きな企業の大きな傘の下で働く事が楽しい人はそれでいいですし、小さな企業で傘が小さく「自分がいなければ」と働く事が楽しい人はそれでいいと思うんです。

 

同じ変化でも異なる否定

そういう意味で有給休暇は、大企業の傘の下で働いているのに、まともに有給休暇が取れない事は、傘の下というメリットが従業員にはなくなるので、きっと楽しくなくなるでしょう? せっかくLCCではない航空会社にしたのに、狭いくてボロボロの席、これ安っすいヤツやん!って感じでしょう。だって大きな傘はその家族のマウンティングにも影響しているんですから。対して小さい企業の小さい傘で「自分がいなければ」と働いている場合、有給休暇とってと言われても…取ったらこの仕事どうするの?

 

この問題の本質

一方では、経営者の質と力量を問いているとも言えます。大きな傘の下をひけらかし、従業員のオーバーワークを強いてきた経営陣さん、「自分がしなけれれば」という従業員のロイヤリティーにただ乗りしていた経営者さんは、Real ability が露呈する事になるでしょう。それをしっかり見極めて、従業員さんとその家族の方達はもう一度我に返ると良いと思うんです。

 

Similar Posts