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ネットがパワーバランスを変えている?:情報への対応がパワーバランスを変える

インターネットの普及やコンテンツの進化で、情報が散乱したことで組織文化的なモノが大きく変わるようです。今までは業界内で、組織内では当たり前とされていたモノが、白昼のもとに晒されて、外部の人間が「それは、オカシイよ」「えぇ〜そんな事してるの?」といった感じで、業界内や会社内での当たり前が、当たり前ではなくなって来ちゃってる訳です。業界や会社にとって不都合なモノもバレちゃって、皆んなが色々好き勝手に言っちゃうんです。

今までは、経営者のプライベートなどは、一部の社員達が知っている公然の秘密みたいなモノだったが、SNSにアップされたら、全社員、取引先、ご近所さん、皆さんが知っている事となってしまいます。そして、アップされた内容だけで色々な人が、色々な意見をアップするので、いい事、悪い事、何もかもがその時流に乗って拡散されます。今までの会社や組織の編成は、地位や権力、収入や実力、個性などで形成されていったのでしょうが、これに、SNSなどで発信された情報への判断と対応能力みたいなモノが加味されて来る訳です。

SNSなどで発信された情報の内容」よりも、その情報を観て、「どう反応するか」に優劣が出来て、「著名人とされる人」「インフルエンサーとされる人」がなんてコメントするか? そのコメントを肯定することで、大勢に乗っかる的な人が出る。SNSで情報を発信した人、された人は置き去りにされ、発信された情報に「どういう風に対応するか?」、その対応が「良い人」が評価され、ネットで力(パワー)をつけて、徐々に権力者のようになっていく感じ。

人々に影響力を持つ人が権力をもった人となる訳ですが、力で人に影響力を示していた時代、お金で人に影響力を示していた時代、メディア的な情報のコメンテンターとして影響力を示していた時代、SNSで発信された情報への対応で評価され、SNSで情報を発信して影響力を示す感じになっています。ネットによって、今は、組織のトップや業界のトップなどでなくても、影響力を誇示できる訳です。組織の古株さん達は、そこを読み違えると、一発逆転される事がある、怖い時代だと思うんです。

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