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日本は働く環境作りが遅れている?

節分で戊戌年が終わります。いよいよ明日から本格的な己亥年です。大昔の日本人は農耕民族だったわけで、暦も農耕中心のモノが今でも残っている様です。モノ作り大国日本、技術大国日本となって世界が認める「ジャパンクオリティー」と言われるほど高品質の製品を作り出す国って凄い国だと思うんです。しかし、先進国が抱える少子高齢化問題への対応が他の先進国に比べて芳しくないのか、経済の成長率は低いままです。

少子高齢化が進み、労働力(働ける人)人口が少なくなり、経済は低迷して、景気が悪くなって…という感じに悪くなるであろう事を見越して、「労働市場の柔軟化」を早期から先進国各国の政治は行なっています。日本の政府も「働き方改革」として少子高齢化への対応を行なっている様ですが、残念ながら良い結果が出ているという感じはありません。会社経営者の方々の対応、日本の政治家の方々の対応も少子高齢化の加速度を見誤った感じです。日本も大戦で多くの国民を失って、急速に回復した国ですから、「第1次ベビーブーム期」と言われた時期に人口が一気に増加した訳です。その分、そこで一気に同化した人口は、いずれ一気に減少する事は避けれず、まさに今、その一気に減少する状況が来た訳です。

子育ての環境が良くなれば、虐待だって減るのでは?

だったら、また「ベビーブームを作れば良い」という考えもあるのですが、出生率は減少中というご時世に「ベビーブーム」を起こすのは至難の技です。そもそも「XXブーム」などは、現状維持状態では起こらないと思っています。よっぽど突飛押しもない事をしなければ、ブームは起きないと思っています。突飛押しもないと思われるくらいの事をしなければ、労働者不足を現状のまま乗り切る事は出来ないくらいに、もの凄いスピードで少子高齢化が進んでいる訳です。日本の企業も日本の政治も、少子高齢化への対応はしているが、その急速に進むスピードに対しての対応が出来ていないと思っています。

労働力を外国人に求める手もあるのでしょうが、それならば、外国人労働者の処遇をもっと見直さなければならないので、賛否両論出てしまうと思います。外からが難しいのであれば、日本国内で賄うしかないので、「家族総出で楽しく豊かに働く環境を作る事」しか方法がない訳です。今のままでは「それって無理、絶対に無理だし」という事になるので、突飛押しもない優遇制度、「同一世帯での収入に対する課税」「お子さんのいる家庭に対する課税」に対して優遇制度を作り、待機児童ゼロ(育児環境整備)、教育無償化(教育環境整備)、などをスピード感を持って行えば良いと思っています。例えば「おじいちゃんもおばあちゃんもお父さんもお母さんもみんな働いてお子さんを育てている家庭」の収入に対しては1000万円まで控除、税金がかからないようにします。とか、「そんな、突飛押しも無い」事をしていけば「だったらいいかもぉ〜」と「まじ無理、無理」って思っている人の流れが変わると思うんです。

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