

日本は深刻な人手不足のようです。人手はあるが労働条件に不満があって、色々な問題が起きている感が多々あると感じています。労働環境は徐々に改善されていく方向に向かっていると思っています。大手運送会社、大手外食チェーン店、大手コンビニなどは、「バイトテロ」などによって、労働環境が見直されています。シフトや休暇などを見直し、改善する事で、営業時間の変更、作業量の縮小から、売上げが下がる事を覚悟の上での改善だと思うんです。
一方で中小零細企業では、売上げに関わる問題には目を向けず、相変わらず従業員に大きな負荷がかかっている状態が継続していると思っています。中小零細企業の場合、売上げが下がれば、長引く不況の影響で、即経営悪化に繋がってしまうからでしょうが、経営者の資質にも問題があります。経営者の資質不足と言っても、長引く不況への早急の対策を行わなければならない状況であるにも関わらず、改ざんした数字で景気対策を遅らせられた環境で、真面に経営をしていたのですから、ある意味、不可抗力とも言えると思うんです。
このような景気後退の局面で、改ざんされた数字の影響を受けて、効果的な景気対策もされていない環境では、経営者も労働者も当たり前では能力不足となってしまうと思うんです。しかし、「経営者も労働者も当たり前では能力不足」という環境を作ってしまった責任の一部は経営者にも労働者にもあると思っています。

日本の景気は明らかに後退し最悪な状況です。そもそも景気は日経平均株価では表す事は出来ません。なんで日経平均株価が上がると、トレーダーや投資家でもない企業経営者や労働者が「日本は景気がいい」と喜ぶのか?、日本は大丈夫と安心するのか?、良くわからないのです。それよりも、貧困が減り、虐待が減り、待機児童が減り、結婚式が増え、出生率が上がった方が良いと思っています。
同じように思ってくれる方が増えれば、良い政治家さんが、国民を安心させてくれる政治を行い、「早期に効果的な景気対策の為の政策を打ち出し、経営者や労働者が当たり前に働けば、当たり前の暮らしができる日本に戻る」であろうと思うんです。今の政治家さんの失言の多くは、「うっかり本音を言っちゃった」感があると思っています。個人としての本音が政治家としての失言になるような政治家しかいないのであれば、人手不足は政治の世界にも同じように起こっていると思うんです。