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オーストラリアン・エイド:海外の就職事情
オーストラリアンエイドとは、日本で言えば「青年海外協力隊」みたいなものなのですが、お国柄でちょっと違います。
日本の場合、高校、大学、大学院または就職とストレートに行く事が「ベスト」と言うか標準のようです。
浪人生という日本語はどちらかと言うとネガティブですが、英語では大学入試への準備期間的な意味合いの言葉になります。周囲が受ける印象も異なります。
就職もまた、最終の学校を卒業したら直ぐに就職を推奨している感じがあるようですが、これも国策によって起きてしまった弊害かもしれません。
かつてニートという言葉が生まれた時に、海外で暮らしていた私は、BBCニュースでその事を知りました。BBCは「ニート:日本の若者は違う選択肢を得た」とタイトルをつけていました。

先進国では、学生生活が終わると働く前に、世界を見る、見聞を広げる、自分のやりたい事を見つける、そんな感じの意味で海外ボランティアへの参加を奨励する親御さんが多いです。
約2年間、海外ボランティアとして活動し、見聞を広げ、何かを得て、就職する場合や、しばらく自分の好きな事に没頭して(例えば小説を描くとか、バンドをするとか)、日本で言えばニートをして就職するパターンが標準です。
日本もそろそろ本格的なアップデートが避けて通れない感じになって来たようですね。