

フリーランスで働くのは不利?:それでもフリーランスを続けるのは?
フリーランスで少しの収入を得る事は、そんなに難しい事ではないと思うんです。でも、フリーランスで儲けるためには「時間がかかる」ケースが多いと感じています。特に「お金の面」をピンポイントで取り上げれば、現状の日本の体制では、企業に属する方達の方が、フリーランスで働く人よりも有利になるケースが多いのです。
フリーランスで働くのは「お金の面」では不利?
フリーランスで働くケースと、企業に属して働くケース、それぞれのメリットとデメリットがありますよね。例えば、ローンを組む場合などは、公務員さんが絶対的に有利です。フリーランスでは、笑顔で、「今回のお話はなかった事で」は良いケース、普通は門前払いです。
昭和〜平成の半ば迄は、地銀や信金は本来の「金貸し業」だけでいける感じで、公務員やサラリーマンには金利3.4%〜4%のローン、地元の中小零細企業には金利2.8%〜3.2%のローン、地元の大手企業には、金利2.4%の支店長決済ローンと言った具合ですから、公務員やサラリーマンの「可処分所得を〜・狙い撃ちぃ!」、国金、公庫と組めば、35年間安泰のはずだったんです。しかし、平成も後半になると、「金貸し」だけでは厳しい状況になり、フィンテック、投資信託などに多様化し、フリーランスの方も顧客対象となった訳です。
企業も数字では解決できない問題を抱えている
地銀もそうですが、「企業の抱える問題が、数字で解決出来ない時代がやって来た!」事が表面化。食品業界、自動車業界、金融業界、などの偽造、改ざんは、「数字では、どうにもこうにも解決出来ないので、数字を変えちゃった」訳です。
ところで、「数字を変えちゃった人達」は何故、数字を変えちゃったのか?
「会社のため」、「自身の収入維持のため」、「脅迫されて仕方なく」「忖度」色々な弁解はあるでしょうが、要は、「代替え案、他の解決案が見つけられなかった」からだと思うんです。もちろん、改ざんはお粗末ですが、「数字では解決できない問題って多々あるので解決案が出なかった」事はしょうがない事です。
企業に属していると、解決案が見つけられなくても収入が得られる訳ですがで、フリーランスでは、解決案が見つけられない時点で、違法行為でもしなければ、収入は得られない訳です。今の日本の体制ではフリーランスは不利なんです。
それでも、フリーランスの仕事を続けるのは?
それなのに、現在、日本で働くフリーランスの方達の、「半数以上の人がフリーランスの仕事を続けたい」と答えている、そして、「企業で雇用されたいと考えるフリーランスの人は4%しかいない」のは、改ざん命令を出す人、それを受けなければならなかった人、そういうのが仕事ではない、解決案をとことん考えていく様な仕事がしたいのだと思うんです。
数字で解決できない問題を「上手に改ざん」「上手に忖度」するスキルをもった人が高い報酬を得るという仕組みは、数字で解決できない問題の代替案や解決案を「とことん考える事が楽しくなる」仕組みに、いつか勝てなくなると思うんです。