

投資は副業になるの?:フリーランスも投資する、副業禁止の会社では…
フリーランスでも、サラリーマンでも、投資を行っている方が急増中です。その背景には、政府の方針「貯蓄を投資にまわしましょう」というのがジワっと影響力がある訳です。NISA、ETFなどをはじめ少額投資が手軽に出来るようになったのも、そのお陰様でしょう。
しかし、投資による資産運用で利益を得る事を生業としている方、投資家の皆様からすれば、投資は立派な「業」であり、それをメインの仕事を持つ方が行えば、「副業」なのではないのか? という考え方はもあるでしょう。
投資は原則として副業にならない
結論から言えば、投資は原則として副業にならないようです。理由は「投資は資産運用だから」だそうです。海外のフリーランス達の考え方の一例ですが、自分がやっている仕事で得た収入の一部を投資にまわすのが普通の考え方だそうです。彼女達は「仕事での収入」と「資産運用での利益」を別に考えています。
資産運用での利益をあげる為の自己投資、スキルアップに余念がありません。企業に属した場合、仕事による収入は努力しても限界があるが、資産運用での利益は努力次第だと考えています。この考え方は投資先進国ではスタンダードのようです。
大切なのはレバレッジという考え方
この考え方の素敵な点は「レバレッジ」です。日本では企業に属す事で、自分のレバレッジを企業に提供し、企業が高度に成長、自分も豊かになるという構図です。
ここで言うレバレッジとは「自分自身が個人的な努力によって習得した知識」を、「自分自身で効率良く活用する為の工夫をして動いた結果」、「自分自身が得た能力」の事です。その能力を、企業の為に使う事で、出世し、企業継続の為に自分自身の経験と実績を基に後世の教育にあたっていた訳です。企業戦士昭和時代の高度経済成長環境下では、効率が良いレバレッジの使い方です。
フリーランスとして、今の社会環境を生かす
今、フリーランスが増加しているのは、レバレッジを企業に提供するのではなく、自分自身にかける方が増えているからです。レバレッジを企業に提供するのは「損だから」と言う理由ではありません。レバレッジは少しの力で大きな結果を得られる訳ですから、悪い結果の場合、企業に属せば企業が負担してくれるので安全な訳です。
これに対し、フリーランスは自分自身にレバレッジをかける訳ですから、その結果は自己責任です。それなのにフリーランスが増えているのは。生活環境の変化、ネット環境の充実、テクノロジーの進化、企業の労働環境の変化などが要因で、フリーランスとして働く為の敷居が下がり、個人投資家として投資に参加できる環境が進化し、結果レバレッジをかける選択肢が増えた事のようです。
個人投資家として投資に参加しましょう
サラリーマンとして働き、収入の一部を投資にまわして利益を得るという考え方にしても、フリーランスとして自分の能力という資産に自己投資をして活動した結果得た収入を投資にまわして更なる利益を得るという考え方にしても、投資家思考である事が必要になっています。