

キャッシュレス化と投資の推奨:資金循環を活性化させましょう
「キャッシュレス化」とほぼ同時進行で行われている感じの「投資の推奨」。共通点は、日本が欧米諸国に比べて遅れをとっているからのようです。遅れの理由には日本人特有の「拝金主義」、みんなと同じだと安心という危険な「同調主義」(同調圧力)、「マウンティング中高年」の存在などがある訳です。少子高齢者化も変化に対しての対応の遅れを作っている一員かもしれません。
お金が全てでは寂しいでしょ
お金で人を支配する感「給料は現金の方がお金のありがたみがわかる」と独特な感覚から、お金のありがたみを押し付けつつ、給料払っているのは「私だぁ〜」的なことで、苦行を強いる拝金主義な人にとってはキャッシュレス化では支配力が落ちると錯覚し「うちは現金だ」となる訳です。考えても、現金と振込では振込の方が便利じゃない? 社員は会社の理念に共感してるんでしょ?
豪邸訪問番組で「お金持ちは凄い!」「お金持ちに憧れる!」とお仕事でレポートしているレポーターやキャストは仕事的に言っているだけで、実際は、こんな事にお金まわすなら、今の自分なら、まずは投資にお金をまわそう。とか考えてますょ。だって「◯◯◯◯ー◯大好き!」って本当に使ってると思ってます? そんなレポートの影響を受けているうちに同調して拝金主義者と化していくのは残念だと思うんです。
それがお仕事なんですよ
政治家さんもお仕事で「増税賛成」とか「増税反対」って言っているじゃないですか。政権与党というお仕事の時は「2015年迄に消費税10%に増税します」と言って、野党というお仕事になれば、「2019年10月増税反対」と言う訳ですから。本当のところ個人的には、2%の経済成長率、資本利益の増加率の方が高いならば、まず投資にまわして増税分の2%以上の利益を得ればいいと考えてますって。
豪邸に住んている方は、「その方自身が、頑張って働いて得た収入を効率よく資本循環をさせている」結果と考えた方がいいです。現に、「◯X□さんの豪邸売りに出される」って週刊誌とかにでています。それはそうです、豪邸建てて一番いい時に売れば儲かるのです。しかしタイミングを逃せば大損な訳です。凄い人は大損はしませんょ、ただ、大損して、それをバネに凄い人になった方はいらっしゃいますよね。
アメリカの豪邸では
フロリダ州に住んでいた頃、スターの別荘(豪邸)が立ち並んでいるエリアが近くにありました。そこのスターの別荘では、よく「チャリティーパーティー」や「チャリティーオークション」などが行われていて、子供達がご馳走にありつけたり、沢山のお土産を貰っていたり、オークションで大金が寄付されたりと活発に資金が循環していました。もちろんミーハーな私は、訳も分からずチョイチョイ見学に訪れ、スッゲェ〜と驚きの連続だったのです。豪邸も凄いけどメンツも凄い(らしい)、桁違いのご馳走や桁違いの寄付金で豪邸いくつ買えるのぉ〜?ですよ。
みんなが、こんな状態なら日本はすぐにキャッシュレス化、不慣れな投資も活発に行われるようになるのでしょうが、残念ながら進んでいません。しかし、海外のキャッシュレス化が進んでいるところでは、私達よりかなり程度の低い教育しか受けれず、経済的にも厳しい状況で生活している方でも、キャッシュレスでお買い物をしている方が大勢いるのです。その理由は、みんなが便利だからでしょう。
資金の循環を意識してます
海外では働き方も多様化していて、メイン以外の副業をしている方、フリーランスで働いている方など、いろいろですが、どの形態で働いている方も投資をしています。日本では貯金をしている方「貯蓄」が多いようですが、その感覚に近いのではないかと思います。経済的に「貯蓄」は経済成長の初期の段階ではいいのですが、永久的によい状況をもたらすモノではありません、対して「資金循環」は、経済を活発化させて、豊かな暮らしを実現します。
家計の金融資産の割合は、日本16.2%、アメリカ53.9%、ユーロ圏31.3%と日本は低いので、資金循環をもっと活発にすれば、暮らしは豊かになる訳です。拝金主義の方は考えにくいかもしれませんが、一生懸命働く事だけで、暮らしが豊かになる時代ではないと思うんです。これからは、なんらかの形で最低限以上の収入を得る事は必要なのですが、収入を効率よく投資にまわすことを工夫した方が、沢山の収入を得るための活動を必死に考えるより、豊かになれる可能性が高いと思うんです。
拝金主義が悪いとは言っていません
しかし、その前に、拝金主義を辞めなければなりません。「クリックしただけで7桁稼げる」まさに拝金主義の方が喜ぶ殺し文句ですよね。「自動で月利20%」なんていうのも拝金主義の方だけが反応するモノでしょう。冷静に結果を見て、検討してください。拝金主義から抜け出せば、健康で文化的な最低限以上の収入を得て、ランニングコストをかけずに暮らし、自分自身に合った投資を勉強して、投資にお金をまわすのも有り? って思うようになると思うんです。