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ビジネスにアートを!:一般的な日本人には難しいのでは?

皆さんと一緒が、一番安心する。同調圧力に弱い一般的日本人には、アートは難しいと思うんです。いわゆるクリエイティブな感覚、が育ちにくい環境だからです。日本の保育園、幼稚園、小学校などの子供のうちから、「みんなと一緒がベスト」として個性をぶっ潰している教育が蔓延している国ではクリエイティブ、アート、そんなことよりも、ルーチンワーク、処理のほうが向いていると思うんです。

 

技術と技能

多くの日本人は技術と技能は同じようなモノと考えていると感じる事が多いです。技能は今ある作業行程を早く正確に処理する能力で、技術は今ある作業行程自体を改善して行程自体を減らしたり、コスト、時間、人員を削減する的なものなので全く違うものです。技術にはクリエイティブ、アート、が必要ですが、技能にはあまり必要ない訳です。

 

今では中国企業の十八番である「パクリ疑惑」ですが、日本企業は海外企業が作った製品を持ち前の器用さと技能で、元々の製品より安価で良い製品にしてしまう、Made in Japanというか、ジャパンクオリティーを生み出したのです。もちろん大きな製品の一部の部品には日本の職人的技術が使われているので、完全コピーでは無いのですが、その職人的技術が結集された部品が使わてれいる製品を生み出した訳ではないんです。

 

クリエイティブは変わり者扱いだった

ビジネスでも、多くの企業は海外のビジネスモデルを改良して、日本特有のビジネスモデルに変換して来た訳で、オリジナルのビジネスモデルでは無いと思うんです。それに昔ながらのビジネススタイルを、経営者がデザインしながら今に至るという会社は、すでにビジネスにクリエイティブ、アートを盛り込んでいる訳ですから、何を今更言ってんだ? 今までは、変わり者扱いしてたくせに、いいきなもんダァって言った感じでしょう。

 

建築デザインの世界では、古くから日本の技術は世界的に認められています。そのことから、同調圧力に屈する事なく、無意識の認知バイヤスを意識して、多角的に物事を観察してから、思考していけば、クリエイティブな思考が出来ると思うんです。みんなと同じが一番、誰もが同じ感じの価値観が安心するという環境下、意識下ではクリエイティブな思考には不利ですね。

 

認知バイヤスを外そう

私たちは単一民族なので他の文化を受け入れた経験が少ないと、知らず知らずに認知バイヤスがかかって来ます。認知バイヤスがかかっている日本人は英会話が苦手です。その理由には他文化を認める事が困難であることが影響していると思うんです。その辺りが理解できてくると認知バイヤスが外れ、英会話が出来るようになり、「クリエイティブな思考が出来るアート・アンド・ビジネス的な思考になりやすくなる」と思うんです。

 

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