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本当に日本は満場一致が好きですねぇ:反対が意見あって当然

10年以上海外にいたもので、いろいろな文化で育って来た人やいろいろな環境で活動している人たちと暮らしてきたので、「みんな同じ意見です」「みんな同じ気持ちです」という状況は「ありえない」を前提で、みんなソコソコ仲良くやっている事が、当たり前になっちゃっているのです。

あなたの意見や行動の、この部分は理解不能なので否定します。しかしこの部分は理解できるので賛成です。っていうのが普通ですよね? 「自分と同じ意見で無い人は嫌い」なんて人、あまり見かけ無かったのですが、日本語のネット、日本語のSNSには、「同じ意見で無い人は嫌い」「同じ意見で無い人を全否定」という人が、あまりにも多いと感じています。

もともと、「お友達の皆さん購入なさってますよ」という言葉で、「じゃぁ、私も…」とか、「近所の皆さんは反対されているのですが、どうします?」といわれると、「じゃぁ、私も反対で…」ってなりやすいのが、日本の文化だと思っています。日本の文化的には「じゃぁ、私も反対で…」と言ったあと、「だって、◯◯ってダメじゃん」とか「だって、◯◯さんの言っている事っておかしいじゃん」とか、皆さんの意見に合わせてから「後付け」で考えて、言い訳のような意見を言っている、そんな状況が見え見えの方が多いと思うんです。

皆さんの意見に合わせて、本人的には、それらしく、辻褄(つじつま)を合わせる意味で意見を述べる訳ですから、ほぼほぼ、「全否定」、とにかく「嫌い」、的な意見が大半となってしまう訳です。それが、悪い訳ではないので、そのままでも日本は日本なのですが、日本は議院内閣制なので、国民の一人一人が選んだ人たちが、代表で国のお仕事をしている訳です。「皆さん◯◯さんに入れているから私も…」は、次世代を育てる大人として尊敬に値するとはいえません。

例えば、「友人は与党」でも「近所は野党」となると、「皆さん、購入なさってますよ」「じゃぁ、私も…」でやって来た方達にとっては、最悪のシュチュエーションです。「いやぁ〜忙しくて今回は投票行けなかった」「誰がやっても変わらんょ、今回は選挙に行かないわ」って感じで、多くの日本の皆さんはサラッとやり過ごす訳です。日本の人達は「そんな感じの人が多い」って事を知っている欧米の方々は、「日本は決められない」と思っている訳です。

実際に、肯定的な見解と否定的な意見でシッカリと話し合って一番いい感じになる事が理想であっても、きれいに纏(まと)まる訳ではありません。逆に、日本は小さくコジンマリとサクッと纏まる。しかし、一見纏まったようだが、動くに動けない。でも真面目な人が多い日本人は、「なんかしないとけない」って考えて、匿名で投稿する。その投稿の内容は「まったく同意」「全否定」となりやすい訳です。私としては、戦時中でも無い訳ですし、国民全体が同じ方向を向かなけれないけない訳でもない。時代性も多様化の方向なのですから、もっと自由で良いと思っています。

海に行く目的が、「ビーチで泳ぐ」「ビーチで読書」「ビーチでインスタ」と人それぞれでいい訳です。「あなたと海に行くと「泳がなきゃ」だから行かなぁい」「なによ!あんた私が嫌いなんでしょ」なんて事はない訳です。反対にネットはそんなのばかりな訳ですから、ネットではその感じを楽しんじゃえばいいと思っています。だって、あの野党で否定しかしない人、ネットでは人気ですよね、でも、あの野党で否定しかしんない人に「政権をとってもらって日本の舵取りを任せたい」っていう日本国民は皆無でしょ? でも、野党で否定しかしない人の事を、ネットでは、みんなそれなりに楽しんでいる訳です。

ネットでまで周りを気にする訳ではなく、ネットでは、周りをあまりにも気にしたりしない、長いモノに巻かれすぎ無いほうがいいと思っています。しかし、人が見て不快と感じそうなモノは、「自分のセンスや感性でしっかり加工した方がいい」と思うんです。

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