

10年前に帰国して先ずやったコトは、異業種交流会に積極的に参加して兎に角、国内の人脈を増やそうと頑張ったんです。結果は「異業種交流会に参加されている皆さんと全く価値観が違う」ことが判明しました。そして皆さんが「立派」に感じて、すごく焦りました。「なんとかしなければ」ただそれだけで、動いていたのでいろんな人にカモられました。冷静に考えれば絶対に成功する訳がないモノもそういう精神状態(藁をも掴む)では、「努力してなんとかしなければならないのだ」と考えてしまった訳です。
焦りの原因は、起業するにしても、フリーランスで活動するにも、成功するためには協力者が必要だと考えていたので無理やり協力者を成功している方達から見つけようと異業種交流会などに参加して積極的に動いたが、成功している方達は協力してくれそうもなく、外国帰りなど相手にされない状態だったことです。
それならば、「成功している方達のお手伝いをさせてもらおう」と思い、幾つかの会社さんのお手伝いをしました。そして初めてわかったコトは、異業種交流会に参加している企業の経営者さんのほとんどが成功なんてしていませんでした。贅沢な車に乗れるのは安い賃金で従業員を使っているから、高い酒を飲めるのは関連会社への支払いを調整しているから、そんな輩ばかりなんです。まぁ人には偉そうな事ばかり、もう哀れですね。

そんな訳で、帰国後いろいろと体験させていただただので、自分とパートナーだけで、平たく言えば家族で完結できるコト(家内生業)で生計をたてる事になった訳です。基本的な経営スキル、トレードスキルはありましたが、ネット関連に集中して、アフェリエイト、ネットショップ、FXトレードをコツコツと特に海外とのやり取りに集中して、アフェリエイト、ネットショップの利益をFXの証拠金にしてトレードで得た利益で生活していけるようにまでになった時に思った事が「家内生業」が一番効率がいいという事です。
家内生業=内職的イメージなんですが、昔ながらの内職は企業から部品の加工などの一部を委託されてコツコツと手工業していた方が多いと思うんです。でも現代の内職は自分で何かを作ったり、創作したり、海外から個人的に仕入れたりした物をネットで販売する方のほうが多くなって来ているようです。既に低所得な定職についている方々よりも多くの収入を得ている方もいらっしゃいます。少なくても直近の2期分の決算報告書が怪しい企業への就職や業務委託契約などはもはや危険レベルだと思っています。
異業種交流会やパティーに参加してもそこに集まっている人達の9割は不景気な人達、職安の紹介してくれる企業の殆どが危険レベルの決算報告。もはや就職や人脈なんてあてにならないご時世です。私達が復活出来たのは、田舎で暮らす事で「生活コストを抑えられて」、「ネットに集中出来た」という事が大きいと思うんです。そして気がついたのは、この状況は海外にいる時と同じでした。海外に出た人に成功者が多いのは「集中して事に当たれる、それしかやる事ないから」だと思っています。これからは成功者は田舎に多い時代になるかもですね。