

日本の貧困問題は海外にまで影響しているという。タイのお店では、日本人が「商品の価格がネットで見たのよりも高い!」 とか、「ぼったくりだ!」とか難くせをつけるとも取れるような行為が頻繁になって来ているそうです。この状況は、日本の貧困問題、特に若者の貧困によるものではないかと言う説があるようです。
海外の観光地からすれば、今までの日本人は、マナーの良いお客様であったのですが、その理由は様々ですが、2つの重大な理由があると思うんです。マナーの良いお客様であった1番の理由は、「低レベルな英語力」です。次に「低いITリテラシー」です。例えば、ネット(英語サイト)で事前に現地の観光情報を調べておけば、お手頃な現地観光ツアーがあり、お手頃なお土産も調べられます。しかし、日本語のサイトや旅行パンフレットですと、掲載されているモノの多くがお高いパッケージツアーやお高めのお土産が掲載されている訳です。
日本人向けのツアーは総合的にお高めのモノになっているのですが、日本人観光客は英語が解らず、ネットも流暢に見ることが出来ないケースが多く、現地で日本語によるガイドが必要となると結果的に高い料金を払う事になる訳です。高い料金を払ってくれる日本人観光客は現地にとって上客だったのだと思うんです。

しかし若い世代は、日常会話的な英語を話し、ネットは基本問題なく利用している訳です。残念なことに、日本の英語教育レベルは学校だけでなく、英会話教室を含め驚くほど低レベルですので、低レベルな英会話となって、相手に失礼となるワードやこのシュチュエーションでは使う訳ない言い回しを知らず知らずに言ってしまっているケースが多いと思っています。
日本人で年齢の高い人が程レベルの英会話を覚え、日本的な男社会、男尊女卑の文化のまま英語を使ったら、現地の方にはキツイ感じに伝わる事は、海外で暮らした人間ならば普通に想像できる「日本人海外旅行者“あるある”です」と言った事で、若者の貧困問題だけとは思えないんです。