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中高年オーナーの憂鬱:引き際が肝心なのか?

友人の頑張り屋さん美容室オーナーさんから相談を受けました。昭和から平成に変わり、今年は新しい年号となる年です。ヘアースタイルにも流行がある訳ですから、美容室のオーナーさんは「それなりに移りゆく時代に対応している方々であろう」というイメージとは裏腹に、ご相談のあった美容室のオーナーさんは昭和のままのスタイルでオーナー業をやっているのです。自分の昭和的な経営スタイルのお店の方針になんの疑問も持たずにいる姿に、技術の世界の厳しさをかんじてしまいました。

美容室は衣・食・住など「お腹が空いたら食べる」「裸でいる訳にいかないから着る」などと同じように、「髪が伸びたから切る」という状況から始まったかもしれませんが、「美味しいものを食べたい」「お洒落な服を着たい」と変わって来ています。さらに昭和、平成の時代に美容室の数は増え続けて、「犬も歩けば美容室に…」と言われるほどの美容室が点在している業界です。そんな中で、お店を維持している事はもの凄く大変な事だと思っています。美容師さんは「本当にお洒落が好きな人」「美容というコトが好きな人」が選ぶ仕事だと思うんです。

最近は、フリーランスでお店を持たないで、お店の一部を借りて施術している美容師さんもいるようですが、皆さんがフリーランスでお店をシェアすれば良いと思っています。そもそも美容師さんは、自分のお店を持つ必要はなく、美容室を何人かの美容師さんでシェアして、施術を行った方が、良い技術サービスと接客サービスを提供出来るので、本来自分がやりたかった事が出来るのではないでしょうか?

オシャレなフリーランスでいけるよ

腕のいい美容師さんに髪を任せている人と、「どの美容師さんが切っても同じ」というお店で髪を切っている人とは、全く違う訳です。「この美容師さんに任せておけば「髪」「ヘアスタイル」のストレスが無く毎日安心」という人はお洒落と身だしなみに気を使う人だと思うんです。反対に「どの美容師さんでも良い」という人は、特にお洒落には気を使わない人だと思っています。髪に対しての意識は人それぞれですから、美容師さんも色々になる訳です。「一つのお店でスタッフは美容室のオーナーの考えに従え」としてしまうと多様化するお客様の要望に対応できないお店になってしまうと思うんです。

多様化するお客様の要望、多様化するスタッフのスタイルに対応できない(特に中高年に多い)美容室オーナーはオーナーを辞めて、ひとりの美容師としてお店をスタッフとシャアする感じで働くか、人に任せてしまうか、ひとりでボチボチやるかを早い段階で決めた方が良いのかもしれませんね。

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