

「警戒して下さい」って言われても:この状況でどうしろと?
「30年以内に大地震が高確率で発生するでしょう」と言われても、だからどうしろと言うのでしょう? もしも。何もせずに大地震が発生したら、「言ったでしょ!」と言われ、発生しなかったら「良かったね」となるのでしょうね。毎回ですが、「地震が高確率で発生する可能性があるエリアに住んでいる国民に対して、国は何をしてくれるのですか?」と思ってしまいます。せっかくお金と時間と能力を使って、「30年以内に高確率で地震が発生するエリアがわかった」のなら、その情報を生かして、例えば「転居する」なら補助金、「耐震強化する」なら助成金、エリアの住民に高度な防災グッツを支給するなり、いろいろ出来る事があると思っています。
「来たら来たで何とかなる」と言う簡単な問題ではない訳ですから、「警戒を呼びかける」というような事を、何度も繰り返す事と共に、もっと色々と行政などが出来る事を具体的に実施していくべきだと思うんです。一部大手企業の一部の方は、「警戒の呼びかけ」に対して色々出来る事はあると思うんです。しかし、大半の方は、警戒してくださいって言われても、経済的にどうにも出来ないと言う現状があったりする訳です。無いよりはマシな防災グッツでさえ備えることがままならない方もいらっしゃる訳です。
昭和の時代は、働けば何とか皆さん暮らしていけたのですが、平成が終わる今は、働いても、まともに暮らしていけるとは限らないし、「過労死」とかになってしまうケースだってあるのですから、もう少しみんなの暮らしを考えてくれる国会議員の数を増やして行かなければなりません。国の舵取りをする政治が、余りにもみんなの暮らしの事を考えていないように感じるのは、国会議員の方々にみんなの暮らしの事を考ている人が少ないからだと思っています。「政治はそう簡単なことでは無い」というのと、「簡単な事を難しくする事が政治」とは違うと思うんです。
まぁ「美味しい利権を失いただの国会議員になっちゃたという悪夢」を見たら「もうそうなりたく無い」「今のうちに…」って、凡人なら普通考えるでしょうから、それはしょうがない。でも、そんな悪夢を見てでも、「みんなの暮らしを少しでも良くしよう」と考える粋な人や、「そんな事、悪夢とも思わんわぁ〜」という味のある人もいると思っています。そんな人が大勢、国会議員になってくれれば、景気が悪く、少子化も進んでいる、未来がヤバいって、大勢の人が感じている中で「警戒だけして後は、皆さんの判断でね」って言うのは「ちょっとマズくね?」って気がつくと思うんです。