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日本で稼ぐのは不利:東南アジアの方が稼げる?

日本はいったい、どこで、どう間違えてしまったのでしょうか? 平成が終わるいま、世帯収入が1,060万円で資本家階級とされる時代、いかに日本国内の日本人労働者は稼げていないか? これって「稼げている人が危機的に少ない」って事ですよ。 もっと危機的なのは、この状況が「良いか?悪いか?」明確な判断ができる人が少ない事です。確かにリタイア後に暮らすには、日本はいい環境になって来ています。つい最近まで「リタイア後は東南アジアで悠々自適」という感じの風潮がありましたが、今となっては、日本の方が東南アジアより快適な暮らしが安上がりで出来る状況でしょう。

そっちの方向に舵取りをしてしまったのは、シルバー世代の「票」が欲しくてシルバー世代の為の政策ばかり公約、シルバー世代の為の法案ばかり通しちゃって、挙げ句の果てに二進も三進も行かない状況に陥ったのか? ただ単に、政治家さん達の保身や自己都合なのか? は判りませんが、この状況では、日本で稼ぐ事を考えるより、東南アジアなどのアジア諸国でしっかり稼ぎ、早期リタイアして、日本でゆったり暮らすの方が、日本でキツキツの生活を余儀無くされながら理不尽な労働をする事よりも楽しいそうです。

東南アジアなどのアジア諸国は、近年、著しく成長していますが、そうは言っても、今ならまだ日本の方が進んでいる分野が多々あると思っています。しかし今は20年以上の開きがある分野でも、これから先の10年で追いつかれ、追い越されてもおかしくない状況です。目先を変え、方向性を決めるのは、ここ1〜2年が良いのではないでしょうか? 「自分の得意分野を海外で活かす」か「日本で活かす」かは自分次第です。 しかし、今の日本で自分の得意分野を活かしていきたいと考えるのならば、現状の日本のままでは不利だと思っています。そして、この状況を変えられるのは、コメンテーターやジャーナリスト、著名な経営者、知的文化人、有名人などを使った「メディア」でなく、ましてや経団連、投資家団体でもなく、「政治」です。

政治でしか、今の問題は解決出来ません。ありがたいことに政治は「若者の力」「若者の1票1票」で変える事が出来ます。昭和のおじさんやおばさんは私も含めて、「自分が生きている間だけは・・・」という考えが「全くない」と言えば嘘になるのです。私の場合は、将来「社会保障に頼らなければならない」という事はないので、「自分が生きている間だけは・・・」という考えはありません。しかし将来の社会保障に頼りたい方は、年金が支給されないことや医療保険の個人負担が増える事は出来れば避けたいと思っている事でしょう。ですから「高齢者に優しい事を言っている政治が良い政治」なのです。でも、それは同時に「若者に厳しい政治が良い政治」という面も持ってしまいます。

どういう事かと言うと、例えば、育児問題と労働環境問題は少子化問題に直結し、高齢化問題と共に改善させなければならない問題ですが、日本の古い体質が、「育児問題と労働環境問題」の改善を滞らせていると思っています。日本の政治はあまりにも古い体質=おじさん的なので、滞っていると思うんです。おじさんは現状維持が大好きです。結局は労働環境問題や育児問題などの少子化問題はおざなりになり、若者には厳しい暮らしが強いられてしまいます。

しかし、東南アジアなどの国は現状打破しなければ成長出来ませんから自然と時代に即した政治になるでしょう。それに人口は増加の真っ只中です。若い政治の国に移るという考えの方もいらっしゃると思います。また、日本を若い政治に改革するという考えもあると思います。 若い世代が「政治」を変えていく事というイメージ、若い世代が政治に積極的に参加していくイメージが日本には必要だと思っています。今年がその元年になれば、日本も大復活出来るポテンシャルはまだあると思うんです。

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