

コンビニで外国人労働者に対しての人種差別的発言があった、という問題で、「昭和世代なら、このような差別発言があってもおかしくない」と思えてしまう状況は、直ぐにでも改善しなければならないと思っています。昭和世代の中には、戦後の日本の高度経済成長を支えてこられた方々が多くいらっしゃる訳で、高度経済成長の影で多くを犠牲になさった方も少なくはないでしょう。それが故に昭和世代は島国日本的根性が国際社会の一員日本となってもどこかに残ってしまっていると思うんです。未だに拝金主義、男尊女卑、男子厨房に入らずを自で行っている方も多く、50歳を過ぎても、ご飯が炊けない、お味噌汁が作れない、料理が出来ない、上手にお茶がいれれないなんていう方もザラにいます。
「いやぁ〜私、料理は出来ないんで…」なんて、中年サラリーマンの集う居酒屋さんに行けば当たり前に会話されています。夕方、突然の雨で洗濯物が干してあってもそのまんま、ちょっとマシな人は、部屋に洗濯物を取り込んではいるが、たたんでない。「オイオイおっさん何やってんの?」って言うと、「時代錯誤のお姑さんが出てきて、良妻賢母についての講義が始まる」いつの時代だっちゅうの? だまって聞いてりゃ、「この子は長男だから云々」とかもう訳分からない…土着宗教?何言ってるのこの人? そんな、同じ国の人でも理解できないことを平気で主張する人たちが、国際社会の一員としての文化を構築していくのは難しい、長き道のりだと思っています。
このような情勢の中、外国人労働者に関しての差別問題は、日本人オーナーや日本人のリーダーが「外国人労働者の信頼を得られるか?」です。私が海外で現地外国人を雇用していた時も、日本人の現地外国人スタッフに対する差別発言は多々ありました。特に日本人の農家の方々は酷かったです。現地ホテルのレストランスタッフの為に土下座させられたこともありました。日本人の農家の方の中には「私はお客様だよ」ということで何をしてもいいと思っている方が多いようですが、この時に、外国人を雇用している側の日本人がシッカリと対応すれば良いと思っています。以後この農家のグループと直接手配した旅行会社からの農家のお客様はそのホテルグループには出禁にしました。「お客様は神様ならば神様はこちらで選びます」という姿勢を、雇用しているオーナーやリーダーが示せるかどうかだと思っています。