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働き方改革:その改革、上手くいってますか?

4月に入って「働き方改革」が始まったようです。職場の環境が「少しずつでも改善されて行けば良しとする」という時期は等に過ぎ、至急、思い切った改善を実施する事が必要な時期になっていると思っています。戦後〜高度経済成長の昭和時代の人事労務管理から「平成の人事労務管理」への転換で経験し、色々な失敗から学んだ事を、人事労務管理の改革へと発展させれば良いと思うんです。

経営資源とは一般的に、人、モノ、金、情報が主要ですが、センスやスキルなども経営資源とされて、注目されるようになっています。特に人的資本不足問題のは企業にとって重要だと思うんです。人材の確保は大きなテーマで人材は組織開発、組織マネジメント、目標設定などで管理されているようです。今、組織のブランディング、テレワークなどを含めた働き方改革が必須の時に、組織マネジメント、目標設定などの方法だけでは役不足な状況なのは、明らかなのに、経営陣は未だに方針転換出来ずにいる企業が多いと感じています。

この原因は、「社員教育にかかる時間やお金を経費として捉えている事」にあると思っています。社員教育にかける時間とお金が無い企業は、外部に委託する、教育の必要がない作業は非正規雇用でまかなうという感じです。企業の人的資本の「質」は低下し、企業イメージ、企業のブランドもガタ落ちとなるのは必然で、その結果、企業の信用度や信頼度も落ちていってしまうでしょう。経営資源とは経営資本な訳ですから、資本に対しては投資をしなければ、資本は増えていく事はないと思うんです。企業経営は「人に投資」、「モノに投資」「お金に投資」「情報に投資」をしていかなければ、成長は出来ないと思っています。

平成は、モノが足りなかった昭和の高度経済成長と違って、モノは余っている訳ですから、ただ量をこなす、数をこなす、様な事をしていけば良い時代ではありませんでした。令和もただ数をこなして目標達成を目指していく様なコトでは難しいと思うんです。人材育成、社員教育を人的資本に投資をしていく事として捉えて、優れた社員を輩出する企業を目指した経営をしていくことが必要になると思っています。先ずは、経営陣が自己投資をして、時代にあったセンスとスキルを身につけ、管理職を再教育していく事が必要だと思うんです。

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